仕事でわからないことがあって質問したくても、先輩はいつも忙しそうで、仕事の邪魔になるからできない。
その職場に入ったばかりで、わからないことだらけ。なのに質問ができる雰囲気ではない。
そんなときは、どうすればいいでしょうか。まず理解することが5つ、試してみたいことが5つあります。
理解すること5つ
「忙しそう=質問できない」ではない
先輩が忙しくしていると「邪魔をしてはいけない」と思いがちですが、適切なタイミングや方法を工夫すれば、質問をすることは可能です。
忙しい職場ほど、適切な質問の仕方が求められます。
「質問しないこと」の方がリスクが大きい
質問しないまま業務を進めてミスをすると、先輩やチーム全体に迷惑がかかります。
短時間で要点を押さえて質問することができれば、むしろ先輩の負担を減らすことにつながる場合もあります。
先輩も「聞いてくれた方が楽」と思っていることがある
わからないことを放置されて後で大きな問題になるより、早めに確認してもらった方が助かると感じる先輩も多いです。
聞くこと自体を遠慮しすぎる必要はありません。
質問の仕方次第で「邪魔」かどうかが決まる
漠然とした質問をすると先輩の時間を多く取ってしまいますが、的確に質問をすれば、短時間で解決できることも多いです。
質問の仕方を工夫することで、負担を最小限にすることができます。
「忙しい」は職場の常態であることが多い
「忙しいから聞けない」と思っていると、いつまで経っても質問する機会が得られません。
どのタイミングなら話しかけやすいか、質問の手段は他にないかを工夫することが重要です。
試してみたいアクション10
以下の10個のアクションを参考にして、あなたの状況に合わせたアクションプランを練ってみましょう。
1.メモを取ることで無駄な質問を減らす
常にメモ帳を持ち歩いて、仕事の手順やスケジュールなどを聞いときにその場ですぐにメモしましょう。
「一度聞いたことは二度と質問しない」という決意が必要です。メモを取ることで、無駄な質問を減らすことができます。
2.「事前に質問を整理する」習慣をつける
「この業務について教えてください」といった漠然とした質問をするのではなく、「〇〇について調べましたが、ここの部分が分かりません」と事前に整理してから聞くようにしてください。
的確な質問にたいしては、聞かれた方もストレスを感じないものです。
3.質問の優先度をつける
すぐに聞かなければ仕事が止まることと、少し待てることを区別します。
「この件はすぐに聞く」「この件は時間があるときに聞く」と優先順位をつけることで、先輩の負担を減らしながら必要な情報を得られます。
4.聞くタイミングを工夫する
先輩が一番忙しそうな時間帯を避け、朝の始業前、昼休み後、仕事が一段落するタイミングを狙うと、落ち着いて質問に答えてもらいやすくなります。
質問をする相手を観察して、相手の負担を減らす配慮をしましょう。
5.「ちょっとだけ」という前置き
「今、5分だけお時間いただいてもいいですか?」と短時間で終わることを伝えてから質問します。
短時間で終わることがわかっていれば、聞かれた方も負担を感じません。先輩が気持ちの良い態度で聞いてくれる可能性が高まります。
6.質問の手段を変えてみる
直接話しかけるのが難しい場合、メールやビジネスチャットを使うなど、他の手段を活用しましょう。
その場ですぐに答えるよりも、時間のあるときに対応してもらうようにした方が、先輩の負担が少なくて済みます。
7.わからないことが多いことを前もってアピール
昼食休憩のときなどで先輩と雑談するチャンスがあったら、「まだ仕事でわからないことばかりなんです」と伝えておきましょう。
「あなたが質問をするのはしょうがないこと(当然のこと)」という心づもりを先輩に持ってもらうようにします。
8.自分で調べてわかることは聞かない
先輩に聞く前に、マニュアルや過去の資料を調べることで解決できる場合もあります。調べればわかることを安易に聞くと、相手をイラつかせることになります。
すべてを先輩に頼るのではなく、自分で解決できる範囲を広げることで、質問の回数を減らすことができます。自分で調べるスキルを磨きましょう。
9.同じ人に聞かない工夫
いつも同じ先輩にだけ質問すると、その先輩の負担が大きすぎるかもしれません。同僚に聞けばわかること、別の先輩に聞けばわかることなどは、聞く人を分散しましょう。
その先輩があなたの教育係として指定されている場合でも、「〇〇先輩は今すごく忙しそうなので、ちょっと〇〇について教えていただけますか?」と、別の人に質問することができます。
10.「質問しずらい」ことをストレートに打ち明ける
始業前や昼食時などに、「先輩はいつも仕事で忙しそうですが、そんなときに私が質問していいのでしょうか?」とストレートに聞いてみてください。
すると、「午後の始業前は余裕があるから、そのときにまとめて聞いて」など、先輩の都合を教えてくれるはずです。「PCで資料を作っているときには、俺ではなく〇〇さんにも聞くようにして」といったアドバイスをくれるかもしれません。
あなたが悩んでいること(先輩が忙しそうで質問しずらい)について、そのままストレートに打ち明けてみてください。
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